not disappearing work

今回は数十年先を見据えて、ロボットに奪われない、また将来なくならない仕事について書きたいと思います。

バブル期に始まった平成時代も、約30年の幕を閉じようとしています。平成はまさに企業のグローバル展開が加速した時代だと思います。ただ、直近の約7年間で、新たな「地殻変動」が起き始めています。それは、デジタル化の到来です。

デジタル社会の働き方

スマートフォンなどのデバイスの普及で、世の中のデータ量が爆発的に増加しています。また、人工知能(AI)やRPAなどの技術革新の登場により、過去数十年続いてきた「人間の役割」が根本から覆されようとしています。

人工知能は人間の「頭脳」や「視覚機能」を代替する可能性を秘めています。また、RPAは人間の「手」に相当し、単純作業を代替する労働力となりえます。機械やロボットが活躍する時代において、人間が取れる選択肢は以下の3つです。

  1. 機械やロボットと競う
  2. 機械やロボットと協力する
  3. 機械やロボットにできないことをする

選択肢「1」は、従来の仕事のやり方に固執し、機械やロボットなどの新しい技術を拒みます。つまり、機械やロボットに仕事を奪われないように抵抗します。現時点では、人間の処理能力の方が優れている分野もありますが、機械やロボットに追い越されるのは時間の問題だと思います。

選択肢「2」は、機械やロボットが得意な分野は任せて、人間は他の付加価値の高い仕事に専念します。つまり、機械やロボットと一緒にタッグを組んで働くということです。人間が行うべき付加価値の高い仕事とは、新規事業の企画や、新サービスの開発、人材のマネジメントなどが考えられます。

選択肢「3」は、人間にしかできない創造的な仕事をします。いわゆる芸術活動や、エンターテインメント、文化の醸成、スポーツ振興などの分野で人間の才能を発揮することです。良い面、悪い面を含めた人間性を追求していく仕事は、機械やロボットでは代替しにくいと考えられます。

個人的には、選択肢「1」はお勧めしません。かなり高い確率で負けます。やはり、最初は「2」から入ります。そして、徐々に「3」に移行していくのが理想的だと考えています。

今後15年間でやるべきこと

上記の話は、10年前であれば、まだ実感がわかず信じられないような話だったと思います。しかし、今では誰もが大なり小なり危機感を持ってきているのではないでしょうか。事実、銀行などの金融機関をはじめ、地方自治体などの公的機関の事務仕事はどんどんと自動化されていっています。

少子高齢化による人口減少の問題も考えると、この流れは止まることはないでしょう。個人的な感覚では、向こう15年の間に企業のバックオフィス業務(経理、総務、人事など)のオペレーティングは、機械やロボットに置き換わると思われます。

となると、今後15年間に、人間の役割が問われ始めます。今は、まさにその「移行期間」なのです。若い世代は自身への影響度合が大きいため、この地殻変動に気がつき、既に対策を取り始めています。問題は、むしろ中堅やシニア層の方々です。

自分には関係のない話だ。自分はギリギリ逃げ切れる世代だ。などと考えている方が多いのではないでしょうか。少子高齢化で社会保障などの公助が当てにできない時代です。人生100年を考えると、そうそう逃げ切れるものではないと思います。

では、どうしていけばよいのか。自助の精神が求められます。つまり、知識やスキルの学び直しが必要になってきます。自分自身を常に「アップデート」して、今後の社会の変化に備えていくことが大切です。

今後は、お金を過度に蓄えるよりも、知識やスキルを磨くために「自己投資」していくことを圧倒的に優先すべき時代です。どのような知識やスキルを身につけるべきかという問いに正解はありません。それすら自分で考える必要があります。

安心してください。大丈夫です。私も試行錯誤しながらやっています。焦らず、少しずつ始めればよいのです。そして、継続させていけばよいのです。今日から始めていきましょう。