変えていく生き方~「キャリアの定型」を壊す方法論

changing way of living 読書のすゝめ

昨年の10月から書き始めた本が、今年の11月中旬頃にようやく販売される予定です。本のタイトルは、『変えていく生き方 ―「キャリアの定型」を壊す方法論 ―』(著者:冨永圭祐)です。

Amazon POD(プリントオンデマンド)や電子書籍サイトにて購入することができます。紙と電子端末のどちらでも読むことができます。

1. 本を書くきっかけ

出版社の編集者の方が、私のブログやWebサイトを見て、本を書く提案をして頂いたことがきっかけでした。昨今のグローバル化やデジタル化が急速に進む現代社会において、今後の新しい「生き方」や「働き方」を模索する若年層に向けて本を書いて欲しいと依頼されました。

まったくの無名の私に、このような話が来ること自体に驚きました。また、正直な所、何か裏があるのではと疑う気持ちもありました。実際に自費出版という形になるため、売れなければ大きな赤字になってしまいます。売れる本を書ける自信はありませんでした。

しかし、最終的に本を書いてみようと決めました。理由としては、自分が今までに学んできたことや考えてきたことを、1つの作品として形にしたいと思ったからです。また、年齢や経験値に関係なく、常に新しいことに挑戦していく「生き方」を有言実行したかったからです。

私は社会人になってから本を読むようになりましたが、まさか、こんなに早く自分が本を書く側になるとは思っていなかったです。予測できない出来事が、人生をより深くしていくのだとつくづく実感しました。

2. 本を書いた感想

本の執筆には約6ヶ月かかりました。振り返ってみると、意外と長く感じました。最初の3ヶ月は、どんな内容を書くのか構想する時間に割きました。本を書きたいという漠然とした想いはありましたが、どのような構成で話を展開させるべきか相当悩みました。

色々と試行錯誤した結果、自分が経験したストーリーをもとに、「生き方」を変えるための具体的な方法論を纏めることにしました。そして、残りの3ヶ月で一気に書き上げました。内容に納得できずに、途中で3回書き直すという非常に効率の悪い書き方をしてしまいました。

また、方法論の説明で使うイラスト図を20個ほど自作したため、後半は締切に追われて、何度も逃げ出したくなりました。とにかく、何かに突き動かされるように、ひたすら原稿を書いていました。そして、何とか1冊の本に仕上げることができました。

本を書き終えた後に、私の人生や日常生活で何か変わったかと言えば、特に何も変化しませんでした。何か特別な達成感があった訳でもありません。

あくまで本を書くことは、世の中に何かを伝えるための「手段」です。その背景には、本来の「目的」が存在しているはずです。私にとっては、この目的を追求することの方が切実な課題です。なので、本を書いたことは忘れて、次のアクションを起こすことに集中したいと思います。

3. 本の内容について

本の内容について少し言及しておきます。本のテーマは、「生き方」を変えるための方法論を提供することです。本の中に登場する方法論は、私が今までに学んできたことや考えてきたことに基づいています。

本の中身は、全5章で構成されています。第1章では、私が大学生になった頃から、会社を辞めるまでに経験してきた失敗事例を述べています。第2章以降では、実際に私が自分の「生き方」を変えていった方法論を纏めています。

方法論の要素は大きく3つあり、お金(第3章)、働き方(第4章)、行動(第5章)についてそれぞれ説明しています。理解を促すために、図を多用しました。

多くの人が親や学校、会社などから教えられてきたであろう、いわゆる平均的な「生き方」ではなく、本当に自分の望む「生き方」にシフトしていく上で重要なポイントを書きました。

ただし、私が書いた方法論が万能という訳ではありません。また、すべての人が参考にできるものでもないと思います。あくまで、私が実際に選んで試してみた1つの解です。世の中には、解は無数に存在すると思います。

なので、すべてを納得してもらうのではなく、行動を起こすためのヒントを1つでも得て頂ければと考えています。

現状の「生き方」に満足できない、または、本当に自分が望む「生き方」を実践してみたいと思う人がいれば、ぜひ本を読んでみてください。読んだだけでは何も変わりませんが、行動を起こすきっかけにすることはできるはずです。自分の力で新しい道を切り開いていってください。