ようこそ、キャリア構築の入り口へ

思考法

今回は個人のキャリアについて少し話をしたいと思います。皆さんは自分のキャリアについて考えたことはありますか?

「会社では研修がないし、コンサルに聞けばいいのかな」
「簡単に理解できる方法があれば教えて欲しいです」

このように、すぐに「答え」を外部に求めてしまう姿勢では、既にアウトです。はっきり言うと、すぐに得られる「答え」は既に陳腐化されているものが多く、価値もさほど高くないでしょう。

いきなり厳しいですが、自分で考えて「答え」を構築していくしか道はありません。誰も教えてくれないし、誰にも分からないような時代に突入しているのです。この変化に適応できるかどうかが1つの分かれ道です。

では、「答え」を教えてくれないのであれば、自立塾では何が学べるのかと疑問に感じた方も多いと思います。私は「答え」を与えることはできません。しかし、「答え」を構築する戦略であれば提供することができます。

具体的な戦略については、講座を受講して頂くとして、ここでは姿勢や心構えについて言及したいと思います。

キャリアの階段

「答え」の構築する方法が分からない人はどうすればよいのか。簡単です。分かるようになればよいのです。分からないのは、今のあなたに圧倒的に足りていないものがあります。

一体何が足りないのか。それは個人資源という名の武器です。個人資源としては、知識、技能、経験、知恵、時間、体力、精神力、お金などが挙げられます。キャリアを考えるにあたっては、先ずは「知識」と「経験」を貪欲に積み上げることを勧めます。

キャリアの階段

では何の「知識」や「経験」を積み上げればよいのか。人によって異なりますが、最初は自分の興味のある内容でよいと思います。次に、社会のルールとしての経済や金融の理論がおすすめです。

本屋や人の集まる場所に出かけてください。とにかく情報を収集してください。取捨選択は後です。とにかくインプット、ひたすらインプットです。

「詰込み型の学習は学生時代にやったから今さら必要ないだろ」と思ったそこのあなた!日本教育で学んだことの中で、社会生活で通用するのは約1割程度ですよ。重要なことほど学校教育では教えてくれないのが現実です。

インプットは最低でも2年以上続ける覚悟で臨んでください。とにかく何かにコツっと当たるまでには時間がかかります。この初回の気付きに遭遇するまで我慢できるかが勝負です。諦めずに続けると必ずその時が来ます。というか、来るまで続けるのです。

その後は、コツっと当たった周辺に絞って、再び深堀していきます。そこからは、次の気付きに衝突するまでのインターバルがどんどん短くなっていきます。

当初は気が重かったのに、段々と楽しくなっている自分に気づくことができれば本物です。ここまで来れば勝ちです。強力な学習習慣が身についています。これが非常に重要なのです。

何事もコツコツ積み上げることで、想像もできなかったステージに到達してしまうものです。この勢いで、さらに積み上げていきましょう。視野もどんどんと広がっていきます。

また、新しいものを積み上げる度に、既に積み上げたものとの間に火花を散らして化学反応が起きていることにも気づくようになります。これが世にいう「イノベーション」です。

この状態においては、自分の「答え」を構築するために必要な知識や考え方も十分に備わっているでしょう。ここが「キャリア構築の入り口」です。

ここからはアウトプットの段階です。インプットは少し抑えて、自分の「答え」を構築して、それを世の中にアウトプットしていくのです。

さあ、早速行動していきましょう!