【継続・習慣のすすめ】辛い現状を変えるための方法とは

change current situation 思考法

「現状を変えたいと思ったことはありませんか?」

平凡な日常から抜け出し、映画のような刺激に満ちた世界で生きたいなど、誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

最近は、人生100年などと言われていますが、自分の年齢を引いた「残りの年数」を意識したことはありますか。仮に100歳まで生きたとして、あと数十回、お正月を迎えると人生は終わるのです。

ことさらに人を煽ることを目的としていませんが、今一度、考えてみましょう。現状の延長線上で、残りの人生を過ごして本当に後悔しないのかを。

少しでも、現状を変えたいと感じた人は、このまま読み進めてください。

1. 現状を変える方法とは

さて、自分を取り巻く現状を変えたいと願うなら、始めるべきことは決まっています。人とは違う環境で、負荷のかかる「何か」を毎日続けることです。

「そんな時間のかかる地味なことはやりたくないよ…」
「もっと早く結果が得られる方法を教えて欲しい…」

上記のような声が聞こえてきそうです。多くの人がそう考えていると思います。そして、おそらく多くの人は、毎日何かを続けることをしていないと思います。

果たして、そのままの状況で、本当に何かに成功するのでしょうか。よほどの才能や環境に恵まれない限り、普通の人が成功するには、それなりの代価が必要になると思います。

では、一体どうすれば、現状を変えることができるのか。先ほど述べた通り、人とは違う環境で、負荷のかかる「何か」を毎日続けることです。そうすることで、自分の価値を相対的に高めることができます。この方法は、成功する確率が高く、また再現性もあると思います。

2. 現状を変える3つの要素

以下の3つの要素に分解できます。

  1. 人とは違う環境で
  2. 負荷のかかる「何か」を
  3. 毎日続ける

詳しく説明していきます。先ずは、周りの人と同じように行動しているだけでは、いつまで経っても現状を変えることはできません。これは、皆が同じ船に乗って、ただ流れに身を委ねている状況と似ています。

よほど優秀な船長がいない限り、高い確率で漂流してしまうと思います。(あなたが乗っているその船には、優秀な船長はいますか?)

この状況から脱するには、多くの人とは違う環境に身を置く必要があります。つまり、先ずはその船から降りることです。これは、かなりの勇気がいることでしょう。

そして、次は、皆が乗っていた船から降りて、自分だけ別の船で何処かに向かわなければいけません。自分の力で船を漕ぎ続ける必要があります。そうです。毎日、毎日、船を自分で漕ぎ続けるのです。

ただし、どの方角に向かって船を漕ぐか問われます。何の考えもなしに、船を漕いでいたのでは、最終的に力尽きて漂流してしまいます。現状から抜け出すには、「何を」するか考えなければいけません。

3. 何を続けるべきか

さて、現状を変える方法をお話した所で、1つ考えるべきことができました。そう、何を続けるべきかです。

言わずもがなですが、続ければ何でもいい訳ではありません。簡単なことや楽なことであれば、さほど苦労せずとも続けることができるでしょう。ただし、それでは、誰もがそうします。つまり、人とは違う環境ではなくなります。船を降りたつもりが、いつの間にか、同じ船に戻ってしまっています。

続けるのであれば、多くの人が辛いと感じることにする必要があります。これが重要なポイントです。だからこそ、自分の価値が相対的に高まるのです。ただし、負荷が大きすぎると、それこそ続きません。

船を前に進めることができなくなります。自分にとって、やや負荷のかかることから始めましょう。すると、次第に筋力がつき、船をスムーズに漕ぐことができるようになるでしょう。そうなれば、また新たに負荷をかけていきます。この繰り返しです。

4. 具体的な事例

ここまで具体的な話がなく、抽象的な話になってしまいました。ここで、私が毎日続けていることを1つお話しましょう。

私は社会人になってから、ほぼ毎日、紙の新聞を読み続けています。これをもう7年以上は続けています。勿論、新聞に書かれている情報がすべてだとは思っていません。人や本、インターネットなど多くの情報源が他に存在します。1つの情報源として、新聞を読んでいます。

とりわけ、新聞の中には、経済や社会、技術、産業、政治、外交など多くの要素が詰まっています。物事を多面的に捉える思考のベース部分を鍛えるには良い教材だと考えています。特にロジカルシンキングで、理論を構築する際に役立ちます。

毎日40分くらいかけて1冊の新聞を読んでいます。気になった経済指標の数値や、歴史の事象などをスマホにメモしながら、少しずつ知識を頭に定着させています。これを続ければ、世の中の大きな流れを捉えることができるようになります。

5. 継続による効果

言うは簡単ですが、本当に毎日(365日)も、何かを続けるのは、極めて難しいことです。私も時々、新聞を読めない日があり、後日まとめて読むことがあります。

おそらく、毎日何かを続けることなど、多くの人はやらないだろうし、できないのではと思います。人間は続けることが苦手な生き物だと思います。放っておくと、楽な方に、低い方に、大勢の方に流れてしまいがちです。だからこそ、毎日続けることが意味を持つのでしょう。

1日の行動量では大した差にはなりませんが、365日分ともなれば、必ず目に見える差になっています。これを3~5年くらい続けると、周囲と比較して、恐ろしいほどの差になります。さらに10年経てば、もう差を埋めることは容易ではなく、差の開きは加速する一方です。

これは、毎日何かを続けている人でなければ、実感することはできないと思います。何か特殊な才能は必要ではなく、ただ地味に努力を続けた結果です。これは、才能や環境に恵まれない人が取ることのできる方法の1つです。私自身もこの方法で日々努力しようと決めています。

最後に

冒頭の話に戻りましょう。現状を変えたいと思ったことはありませんか?

そう願うなら、人とは違う環境で、負荷のかかる「何か」を毎日続けましょう。今日から始めてみましょう。