個人のリソース(時間やお金)の賢い「使い方」について考えてみた

思考法

久しぶりの投稿です。今回は、リソース(時間やお金)の使い方について書いてみます。

私事ですが、この一年間は、ITスクールの事業運営に力を入れていました。リソースの「選択と集中」を実践していました。具体的には、下記の3点を行っていました。

  • 講座内容の改善
  • 事業運営の効率化(ITやデジタルの活用)
  • マーケティングの改善

企業の場合は勿論、今後は個人の場合も、「選択と集中」を戦略的に実行していく必要があると考えています。なぜなら、リソースは有限だからです。以下、リソースの使い方について考察していきます。

1. リソース(時間やお金)を使う意味

そもそも、なぜリソースを使うのでしょうか?

「いきなり大きな質問だな」
「なぜって、生きる上で必要だからかな」

改めて考えてみると、意外と難しいと思います。時間については、特に意識せずとも自然と消費されていきます。一般的な人は「働くこと」に多くの時間を割いています。お金を稼ぐために、時間を換金していると考えることもできます。

ただし、手持ちの時間(命と等価)のほぼ大半を換金に使ってしまうと、得たお金を使う時間が無くなってしまいます。一般的には、時間とお金はトレードオフの関係です(この関係を崩す手段は存在するのですが)。

では次に、なぜお金を稼ぐのでしょうか?

「生活する上で必要だからです」
「趣味にお金がかかるからかな」

基本的には、何かに「使う」ためだと思います。もう少し踏み込むと、自分の人生を豊かにするために使うのでしょう。それに尽きます。「貯める」ためという選択肢もあると思いますが、これも結局は何かに使うためでしょう。

つまり、お金は使うためにあるのです。当然、自分が生きている間しか、自分で使うことはできません。なので、ガンガン使っていけば良いと思います。

「でも、使ったら減るから、少し嫌かも」

減ったら、また稼ぎましょう。そして、使う。この繰り返しが、自分の人生や社会を回していくはずです。

2. 何にリソースを使うべきか

自分の人生を豊かにするために、リソースを使うと言いました。ただし、闇雲に使えば良いというものでもありません。それなりに「コツ」のようなものもあります。実際には、使うことでそれに気づいていくことができます。

今回は、特別に「コツ」の1つを紹介したいと思います。それは、リソースの一部を、継続してリソースを確保し続けるために使うのです。要は、「複利」や「自己投資」のような考え方です。

人生を「旅」に例えるなら、余暇や旅費が無くなった時点で終了になってしまいます。旅を続けるためのリソース(時間やお金)を確保するために、自分の知識やスキル、経験値などを定期的にアップデートしていくことが必要なのです。

具体的には、下記などが候補になるでしょう。

・本を買って読む
・学校に通って勉強する
・普段会わない人と話す
・何か新しいことに挑戦する

アップデートをさぼっていると、リソースを確保する力がどんどん弱くなっていき、旅を続けるのが困難になります。旅を続けるためにも、しっかりと自分をアップデートしていきましょう。

3. リソースの最初の使い方

とは言え、最初に何に使えば良いか分からないと悩む人もいるでしょう。

「そうそう、失敗したら勿体ないし」

残念ながら正解はありません。最初はあまり悩まずに、試しに興味のあること10個くらいに、少額を分散して使ってみるといいでしょう。当然、当たり外れはあります。その中でも、1つか2つくらいでも、使ってみて良かったと思えれば上出来だと思います。

そうやって、リソースを使うことに慣れていけば、ここぞという時に大胆に使えるようになるでしょう。そして、自分の人生をさらに豊かにしていく可能性を広げていくことができるのです。