自分らしく生きるためには、一回目に挑戦する「勇気」が必要だった件

courage to try first 思考法

ちょうど3ヶ月前に、フリーのコンサル案件(IT関連のお仕事)に参加する機会に巡り会いました。案件を紹介してくれるWebサービスに登録していたところ、オファーのメッセージが届きました。

この案件は雇用契約ではなく、外部のパートナーとして業務委託を受けるお仕事でした。今まで、幾つかの会社で契約社員として働くことはありましたが、本格的な業務委託のお仕事は経験したことがありませんでした。

正直なところ、現在の自分のスキルや経験値で通用するのか、かなり不安でした。初のフリーの案件だったので、まったく自信はありませんでした。ですが、引き受けることにしました。個人事業主として生きていくには、この最初の「一回目」を乗り切るしかなかったからです。

1. 挑戦の必要条件とは

この記事で書きたいことは、何かに挑戦するために必要なことは、「勇気」の要素がかなり大きいということです。勿論、スキルや経験値が必要とされることは言うまでもないのですが、それは必要条件の一部に過ぎないということです。

そして、その必要条件に囚われ続けていると、挑戦する機会は一向に訪れません。なぜなら、いつまでも必要条件が揃うことはないからです。自分を取り巻く環境は常に変化していきます。そんなもんだと思います。本当に必要なことは、一回、本番をやってみるという「勇気」なのです。

このとき、「できる」or「できない」で考えてしまうと、その時点で怖くなってしまい、挑戦することができなくなるでしょう。もはや、「できない」可能性が高いという前提で前に進めばよいのです。壁にぶち当たった際に、どのようにカバーするのか、キャッチアップするのかという姿勢の方がよほど大切です。

どうせ、「必要条件」が揃うことはないので、半分くらい揃った段階で、もう挑戦してみればよいと思います。本当は足りてないのですが、全く構いませんよ。やや無謀だと思えるギリギリで開き直って、本番に挑戦してみるのです。この第一関門を突破できれば、おそらく一気に視野が広がります。

2. 失敗の代償とは

しかし、挑戦した結果、もし失敗するようなことがあれば、もうボロボロの状況に追い込まれてしまいます。一瞬で信用を失ってしまうかもしれません。精神的に追い込まれることになるかもしれません。責任を取れと叱責されるかもしれません。いきなり、こんなことを言われると、怖くなってしまいますか?

ぶっちゃけると、一回目の挑戦で成功するほど、どうも世の中は甘くないようです。私もその経験者の一人なのでしょう。正直、「だからどうした」という感じです。そこから、がぜん、開き直ることでしょう。いや、本当に。

色々と失うかもしれませんが、手に入れたものも少なくありません。一回目、挑戦したという事実は残ります。この事実だけは誰も奪えません。なら、二回目もできるでしょう。おそらく、一回目よりもかなり楽に挑戦できるようになっているはずです。そう、ただの慣れの問題です。

では、これを10回も繰り返せば、一体どうなるのでしょうか。もう、何も感じなくなっていることでしょう。そう、ただの慣れの問題です。きっと、一回目の挑戦でビビりまくっていた自分とは、比較にならない状態の自分に出会えるはずです。はい、こんにちは。

大切なのは、心が何回折れようとも、果敢に立ち向かう「勇気」なのでしょう。ここまで来たら、もう大丈夫です。折れまくるほどに、逆に強くなっていきますよ。いや、折れないと、強くならないのかもしれません。痛いと感じる暇もないほどに、立ち向かえば、もう勝ったと言えるのではないでしょうか。あれ、自分でも何を言っているのか分からなくなってきた。

3. それでも怖くて挑戦できない人は

ここまで書きましたが、それでも、まだ一回目の挑戦が怖いと感じている人がいると思います。その気持ちは、痛いほどよく分かります。何も感じるなというのは、土台無理な話です。なので、そのままの状態で構いません。ありのままの自分を受け入れることにしましょう。

何も挑戦しないことは楽かもしれません。諦めて、現実を受け入れて、それでも自分なりに人生を生きていく。そんな生き方もあっていいはずです。私も昔はそんな感じでした。ですが、私の場合は、やはり途中で我慢できなくなってしまいました。どうも、我慢しているとストレスが溜まっていき、免疫力がドンドン低下していきました。

挑戦しても、しなくても、厳しく苦しいのは一緒でした。なら、もう、やるしかないでしょう。という感じで、清水の舞台から飛び降りました。超ビビりながら、私は「一回目」を挑戦しました。そして、それをずっと続けている最中です。

もし、何か思うところがある方は、早く「一回目」に挑戦して、速攻でぶちのめされてしまいましょう。そして、早く開き直るのです。そこからが、ようやく本番のスタートです。一回、勇気を出してみましょう。きっと、生きやすくなると思いますよ。