「人生を上昇気流に乗せたい」と感じている人は多いと思います。かく言う私もその一人ですが、なかなか思うように事が運ばないのも、また人生でしょう。
しかし、何もせずに簡単に諦めるのは早いです。コツコツと努力を積み重ねることで、人生を大きく動かしていくことができると私は信じております。
そこで今回は、人生を上昇気流に乗せるまでの1つのプロセスをご紹介したいと思います。このプロセスは私の実体験に基づいており、非常にシンプルなので誰でも実践できます。では、順に説明していきます。
思考の変化
他の動物と比較して人間が優れている能力の1つは「思考」だと思います。自分の成す行動(結果)は、自分の思考(原因)から生み出されるものです。であれば、思考を変化させることで、行動を、さらには人生までも動かすことができると考えれます。
よって、先ずは「思考の変化」を起こしましょう。思考の変化を起こす方法は幾つかありますが、身近にできることは読書、旅、人との出会いなどです。自分の「人生の目的」を考えてみることも良い方法かと思います。
ここで1つ目の落とし穴ですが、思考を変化させることは比較的簡単な行為です。言わずもがなですが、内面の思考を変化させるだけでは不十分です。まだ現実世界では何一つ変わっておりません。
人間性・行動特性の変化
内面の「思考の変化」だけで終わらせないためにも、想った事や本で得た知識を実践に移してみましょう。ただし、一度だけ実践してみたからといって、まだ何も人生は変わりません。
これを何度も何度も繰り返し行ってください。それこそ、日々の習慣になるまで昇華させるのです。すると、少しずつですが自分の「人間性」や「行動特性」が変化してきます。
ここまで来れば、かなり自信を持て、自分の変化を楽しめるようになるでしょう。この感覚は「自己フィードバック」となり、内面の「思考の変化」をさらに促進させます。
ただし、まだ人生を上昇気流に乗せることはできません。残念なことですが、自分を磨くだけでは不十分なことを予め知っておくことが重要です。ではどうすれば良いか。もう一つ先の段階に進む必要があるのです。
周囲環境の変化
人生を大きく動かすには、自分を取り巻く「周囲環境」を変化させる必要があります。つまり、周りの人が抱く「自分のイメージ」を良い方向に変化させるのです。
おそらく皆さんの周りにも、憧れや尊敬の対象となっている輝く人がいるはずです。このような注目を浴びる存在に自分を持っていくことが重要です。
周囲環境を自分の心地よい状態に変化させることが出来て、はじめて人生を上昇気流に乗せることができるのです。さらに、周囲環境の変化は強烈な「外部フィードバック」となり、内面の「思考の変化」を促進させます。このポジティブなサイクルに一度入ると、人生の変化率は桁違いになってきます。
ここで強調しておきたいことは、自分の「人間性」や「行動特性」の変化による「自己フィードバック」よりも、「周囲環境」の変化による「外部フィードバック」の方が絶大な効果があるということです。
自分という存在は、周囲の人や環境によって磨かれるのです。このプロセスを踏めば、きっと人生を大きく動かしていけるでしょう。
参考例
人生を上昇気流に乗せる一連のプロセスを説明してきましたが、どうも抽象的で分かりにくいと感じられた人も多いかと思います。そこで、私が実際に各プロセスで起こした変化を以下に例示します。参考になるものがあれば、今日から意識して実践してみましょう。
思考の変化
- 「やるべきこと」を明確にする
- 「やらないこと」を明確にする
- 必要な知識や能力を明確にする
- 人生の価値観を醸成する
- 使命感(ミッション)を抱く
- 迷いや不安の原因を明確にする
- 物事の判断軸を作る
- 情報へのアンテナを敏感にする
- 時間とお金の意識を変える(投資・消費・浪費/短期・長期)
人間性の変化
- 堂々とした態度になる
- 表情に自信が出る
- 表情に余裕が出る
- 言葉に重みが出る
行動特性の変化
- ポジティブな言葉を発する
- 自己発信する
- 主体的に行動する
- 人によって態度を変えない
- 多様性を受け入れる
- 周囲の悪い影響を受けない
- 周囲に良い影響を与える
周囲環境の変化
- 自分に対する周囲の目線や態度が変わる
- 交友関係が変わる、広がる
- 自分の考えに共感してくれる仲間が現れる
- 仲間がチャンスや情報を提供してくれる
- 仲間が人脈を広げてくれる